Isao.Matsushita

松下 功  Isao Matsushita

前 音楽監督・指揮者  Music Director / Conductor  


当団音楽監督の松下功先生は、2018年9月16日急逝されました。 心からご冥福をお祈りいたします。

 東京藝術大学及び同大学院修了後、ベルリン芸術大学で研鑽を積む。日本音楽コンクール作曲部門入賞、ドイツ・メンヒェングラードバッハ市国際作曲コンクール第1位、第7回入野賞受賞。「World Music Days グラーツ大会・香港大会・メキシコ大会」、「ベルリン芸術祭」、「アジア音楽祭」等、多くの音楽祭でその作品が演奏される。1996年北京において「松下功管弦楽作品演奏会」が開催される。2000年(ベルリンフィル・サマーコンサート2000)和太鼓協奏曲「飛天遊」がケント・ナガノの指揮で演奏され、25,000人の聴衆から絶賛される。
作曲・指揮・音楽企画など幅広く活動し、「アジア音楽祭2000in横浜」、「アジア音楽週間2003in東京」の実行委員長を務める。アジアの現代音楽に詳しく、アジア各地の作曲家との交流も深い。指揮者としても古典から現代までは幅広いレパートリーを持ち、札幌交響楽団、上海交響楽団、東京フィルハーモニーなど、各地のオーケストラを指揮している。
長野においては、長野冬季オリンピック公式文化プログラム・オペラ「信濃の国・善光寺物語」、オリンピック開閉会式選手入場の音楽「信州民謡パラフレーズ」を作曲したほか、善光寺「第九奉納演奏会」、白鳥バレエ団「白鳥の湖」・「コッペリア」公演を指揮、2004年11月には白鳥バレエ団委嘱によるバレエ「戸隠物語」の作曲・指揮、2006年10月には八幸会委嘱による邦楽合奏とオーケストラのための「誘いの舞」を八幸会とカメラータ・ナガノにより初演し好評を博す。
東京藝術大学演奏芸術センター教授、アンサンブル東風代表、文京区民オーケストラ指揮者、カメラータ・ナガノ音楽監督兼常任指揮者。